有機ルイボスティーと非有機は何が違う?有機JAS認証でわかること
ルイボスティーを選ぼうとすると、「有機」「オーガニック」と書かれたものと、 そうでないものが並んでいます。値段も少しちがう。 「何が違うの?」「どっちを選べばいいの?」と迷ったことはありませんか。
違いは「栽培・製造の方法」と「第三者の検査を受けているかどうか」です。 有機JASは、農薬や化学肥料に頼らない方法で作られたことを国が定めた規格にもとづいて 証明するしくみです。
ここで大事なのは、有機JASは「味や栄養が優れている」ことを保証する制度ではない という点。そして非有機のお茶も、国の残留農薬基準を満たしたものが流通しています。 どちらが上ということではなく、何を重視するかで選べばだいじょうぶです。
有機JAS認証とは?マークの意味
有機JASは、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然界の力で生産された食品について 農林水産大臣が定めた国の規格です。 この基準を満たしているかを登録認証機関が検査し、合格した事業者だけが 有機JASマークを表示できます。
大切なのは、有機JASマークのない農産物・加工食品に「有機」「オーガニック」と 表示することは法律で禁止されているという点です。つまり、パッケージに 有機JASマークがあるかどうかを見れば、第三者の検査を通ったものかどうかが確認できます。
認証は取って終わりではなく、その後も最低年1回の調査があり、継続的にチェックされます。
「有機」と表示するための基準
この記事の内容について:以下は2026年10月時点の 制度にもとづいて解説しています。有機JASの基準や運用は改正されることがあるため、 最新の内容は農林水産省の公式情報をご確認ください。
有機JASの認証を受けるには、主に次のような条件を満たす必要があります。
- 一定期間、化学合成農薬や化学肥料を使っていない土地であること。 単年生の作物は種まき前に2年以上、ルイボスのような多年生の植物は 最初の収穫前に3年以上が目安です。
- 栽培期間中も、化学合成農薬や化学肥料を使用しないこと。 ただし天敵や微生物を使った生物農薬、性フェロモン剤、 銅や硫黄を成分とする資材など、認められているものもあります。
- 登録認証機関の検査に合格すること。 書類審査に加えて実地調査が行われ、認証後も継続的に確認されます。
「なんとなく自然そう」ではなく、土づくりの段階からさかのぼって条件が決まっている のが有機JASの特徴です。
認証が必要なのは、畑だけではありません
意外と知られていないのが、「有機」と名乗るには、原料を育てる農家だけでなく、 その後の加工・小分け・パッケージングに関わる事業者まで、 すべて有機JASの認証を受けている必要があるということです。
どんなに有機で育てられた茶葉でも、途中の工程に認証を受けていない事業者が入ると、 最終商品に有機JASマークを付けることはできません。 畑から袋詰めまでが認証でつながって、はじめて「有機」と表示できるしくみです。
また、認証を受けた事業者は化学物質を使わないことに加えて、 非有機の原料と混ざらないようにする管理(混合防止)にも取り組みます。 保管場所を分ける、作業の順番や器具の洗浄を決めるといった運用で、 有機のものが有機のまま消費者に届くようにしています。
非有機は安全ではないの?
ここはよく誤解されるところですが、「有機ではない=安全ではない」という意味ではありません。
日本では食品衛生法のポジティブリスト制度により、 農薬などの残留基準が定められています。基準が設定されていないものについても 一律基準(0.01ppm)が適用され、これを超えて残留する食品は販売等が原則禁止されます。 輸入される農産物については、検疫所が計画にもとづいて検査を行っています。
つまり、有機か非有機かにかかわらず、 国の基準を満たしたものが流通するしくみになっているということです。 有機JASは「その基準に加えて、栽培方法まで踏み込んで認証を受けている」という位置づけになります。
味や栄養に違いはあるの?
正直にお伝えすると、有機JASは栽培・製造の方法についての規格であり、 味や栄養成分が優れていることを保証する制度ではありません。 「有機だから必ずおいしい」「有機だから栄養価が高い」とは言えないのです。
ルイボスティーの味わいは、産地や等級(茶葉のグレード)、茶葉の細かさ、 そして淹れ方による影響のほうが大きいとされています。 同じ茶葉でも、水出しか煮出しかで味わいは変わります。
淹れ方による違いは ルイボスティーの水出しと煮出しの違い の記事でくわしく解説しています。
有機と非有機、どちらを選べばいい?
どちらが上ということではないので、何を重視するかで選ぶのがおすすめです。 目安を整理しました。
| こんな方に | 選び方 | 理由 |
|---|---|---|
| 栽培方法にこだわりたい | 有機JAS | 土づくりからの条件を満たし、第三者の検査を受けている |
| 小さなお子さまと飲む | 有機JAS | 栽培方法まで確認されている安心感を重視する場合 |
| 毎日たくさん飲む | 非有機も選択肢 | 国の残留農薬基準を満たしており、容量や価格とのバランスで選べる |
| まず味を試したい | どちらでも | 味わいは等級や淹れ方の影響が大きい |
TIPS:選ぶときは「有機JASマークの有無」に加えて、 ティーバッグの形状(テトラ型は茶葉が広がりやすい)や内容量もあわせて見ると、 毎日続けやすいものが見つかります。
八重撫子では、有機JAS認証を取得したルイボスティーと、非有機のルイボスティーの 両方をご用意しています。どちらもお選びいただけるよう、 ルイボスティーの一覧ページ でそれぞれの内容量や仕様をご確認いただけます。
よくある質問
有機ルイボスティーと非有機は何が違いますか?
違いは栽培・製造の方法と、第三者機関の検査を受けているかどうかです。 有機JASは農薬や化学肥料に頼らない方法で作られたことを示す国の規格で、 味や栄養が優れていることを保証する制度ではありません。
非有機のルイボスティーは安全ではないのですか?
そういう意味ではありません。日本では食品衛生法のポジティブリスト制度により 残留農薬の基準が定められ、基準を超えるものは販売等が原則禁止されています。 輸入される農産物は検疫所による検査の対象にもなっています。
有機と非有機で味は違いますか?
有機JASは栽培・製造方法についての規格で、味の優劣を定めるものではありません。 ルイボスティーの味わいは、産地や等級、茶葉の細かさ、淹れ方による影響のほうが 大きいとされています。
有機の認証は、畑だけが対象ですか?
いいえ。原料を育てる農家だけでなく、その後の加工・小分け・パッケージングに関わる 事業者もそれぞれ有機JASの認証を受けている必要があります。 途中の工程に認証を受けていない事業者が入ると、最終商品に有機JASマークは付けられません。 また認証事業者は、非有機の原料と混ざらないようにする管理にも取り組んでいます。
「オーガニック」と書いてあれば有機JASですか?
有機JASマークのない農産物・加工食品に「有機」「オーガニック」と表示することは 法律で禁止されています。パッケージの有機JASマークの有無で確認できます。
ルイボスティーは、お好みのモールからご覧いただけます。
出典:農林水産省「有機食品の検査認証制度」「有機JASについて」/ 厚生労働省「食品中の残留農薬等(ポジティブリスト制度)」
本記事の制度に関する記述は2026年10月時点の情報です。 制度は改正される場合がありますので、最新情報は各省庁の公式サイトをご確認ください。