ルイボスティーの水出しは効果ある?作り方とお湯出しとの違い
「ルイボスティーって、わざわざ煮出さなくても水出しでいいの?」「水に入れて置くだけで、ちゃんと効果はあるのかな?」——暑い時期はとくに、手間なく冷たいまま飲めたら嬉しいですよね。
水出しでOKです。水に茶葉を入れて冷蔵庫で置いておくだけで、渋みの少ないまろやかなルイボスティーが作れます。ノンカフェインなので時間や飲む人を選びません。
「水出しだと成分が出ないのでは?」と心配になるかもしれませんが、その必要はありません。水出しでもルイボス特有のポリフェノールはしっかり抽出されることが、研究で確認されています(後述)。時間をかけてゆっくり抽出することで、まろやかな味と成分の両方を楽しめます。
水出しルイボスティーの3つのメリット
まずは、なぜ水出しがおすすめなのか。手軽さと味わいの面から、主なメリットを挙げます。
- 火を使わず「置くだけ」で手軽。清潔な容器に入れて冷蔵庫に置いておくだけででき上がります。
- 渋みが出にくく、まろやかで飲みやすい。ルイボスの風味が得意でない方や、お子さまにも飲みやすい味わいです。
- ノンカフェインで時間や飲む人を選ばない。冷たいまま、夏の水分補給にもぴったりです。
水出しルイボスティーの作り方(分量・時間)
特別な道具は要りません。清潔なポットやボトルと、ルイボスティー(ティーバッグまたは茶葉)を用意するだけです。目安は水1Lに対して6〜10g。濃いめが好みなら多め、あっさりが好みなら少なめに調整してください。
- 清潔な容器に水(1L)とルイボスティーを入れる。
- 冷蔵庫に入れ、約10時間を目安に抽出する(好みの濃さで前後してOK)。
- 色と香りが出たら茶葉・ティーバッグを取り出し、できあがり。
水出しとお湯出し・煮出しの違い
同じ茶葉でも、抽出のしかたで「味わい」と「出てくる成分」が変わります。ざっくり整理すると次のとおりです。
| 淹れ方 | 味わいの傾向 | 成分の抽出 | 手軽さ |
|---|---|---|---|
| 水出し | 渋みが少なくまろやか・すっきり | ○ 時間をかければしっかり | ◎ 置くだけ |
| お湯出し | 香りが立つ・バランス型 | 中 | ○ |
| 煮出し | 味・香りが濃くしっかり | ◎ 出やすい | △ 火を使う |
「ルイボスの成分は煮出さないと出ない」と言われることもありますが、近年の研究ではそうではないことがわかっています。お湯出しでも煮出しとほぼ同じ量のポリフェノールが得られ、水出しでも時間をかければポリフェノールはしっかり抽出されます。つまり、成分の面で大切なのは淹れ方の違いよりも「抽出にかける時間」です。
水出しは時間こそかかりますが、渋みが出にくくクセの少ないまろやかな味に仕上がり、成分もきちんと摂れます。ごくごく飲みたい夏場の水分補給や、ルイボスの風味が得意でない方にもおすすめです。急いで作りたいときはお湯出し、まろやかさ重視なら水出し、と使い分けるとよいでしょう。
研究でわかっていること(成分の抽出)
ルイボスティーの抽出については、村上香教授(九州看護福祉大学)による研究があります。茶葉5g・水500mlで比較したところ、80℃で10分間のお湯出しは、沸騰させて煮出した場合と、抽出される総ポリフェノール量にほとんど差がありませんでした。
さらに、レッドルイボスを12時間水出しすると、お湯出し5分と同程度のポリフェノールが含まれていたと報告されています(グリーンルイボスはお湯出し10〜15分に相当)。ティーバッグをカップで5分ほどお湯出しするだけでも、一定量のポリフェノールが抽出できるとされています。淹れ方に神経質にならなくても、ルイボスの成分はしっかり楽しめるということです。
ポイント:水出しは「成分が出ない」のではなく「ゆっくり時間をかけて抽出される」だけ。だからこそ、就寝前にセットして朝に飲む、といった使い方が理にかなっています。
カフェインは?子どもや妊娠中でも飲める?
ルイボスティーはノンカフェイン(カフェインを含まない)のお茶です。淹れ方(水出し・煮出し)にかかわらずカフェインは増えません。そのため、就寝前や、カフェインを控えたい方でも飲みやすいのが特長です。
ノンカフェインという点から、家族みんなで楽しみやすいお茶として親しまれています。ただし体質や体調には個人差があります。妊娠中・授乳中の方や、小さなお子さま、持病のある方が習慣的に飲む場合は、念のためかかりつけの医師に相談すると安心です。
保存期間と飲むときの注意
水出しは加熱殺菌をしないぶん、作り置きには向きません。冷蔵庫で保存し、できれば当日〜1日以内に飲み切るのが基本です。飲み口を直接つけず、清潔な容器を使うと風味も保ちやすくなります。なお、お湯出しや煮出しで作ったものを冷蔵保存する場合は、氷水などで急冷してから冷蔵庫に入れると風味が保ちやすくなります。
水出し用ルイボスティーの選び方
最後に、水出しで飲むときの選び方の基準を、中立的な視点で挙げておきます。特定の商品ではなく「どこを見て選ぶか」の目安としてお使いください。
1. 水出し対応かどうか
水出しでも抽出しやすいよう茶葉が細かくカットされた「水出し対応」表記のものは、短時間でも色・味が出やすく扱いやすいです。
2. ティーバッグか茶葉(リーフ)か
手軽さ重視ならティーバッグ、濃さや香りを調整したいなら茶葉が向きます。毎日の続けやすさで選ぶのがおすすめです。
3. 等級・産地・オーガニック認証
ルイボスは産地(南アフリカ)や等級で風味が変わります。品質の目安として、等級表記やオーガニック認証の有無を確認すると選びやすくなります。
4. 内容量とコスパ
毎日飲むものなので、1杯あたりの価格や内容量もチェックしておくと続けやすくなります。
水出し対応のティーバッグや茶葉は、ルイボスティーの一覧ページから選べます。グラム数を選べるティーバッグもあり、水出しの分量調整にも便利です。
よくある質問
ルイボスティーは水出しでもポリフェノールは抽出できますか?
できます。研究では、レッドルイボスを12時間水出しすると、お湯出し5分と同程度のポリフェノールが含まれていたと報告されています。水出しは成分が出ないのではなく、時間をかけてゆっくり抽出されるだけで、まろやかな味と成分の両方を楽しめます。
水出しルイボスティーの作り方は?
水1Lに対してルイボスティー6〜10gを入れ、冷蔵庫で約10時間を目安に抽出します。好みの濃さになったら茶葉・ティーバッグを取り出してください。
ルイボスティーにカフェインは含まれますか?子どもや妊娠中でも飲めますか?
ルイボスティーはノンカフェインで、淹れ方によってカフェインが増えることはありません。家族で楽しみやすいお茶ですが、体調には個人差があるため、妊娠中・授乳中の方やお子さまが習慣的に飲む場合はかかりつけの医師に相談すると安心です。
水出しルイボスティーの保存期間はどのくらいですか?
加熱殺菌をしないため作り置きには向きません。冷蔵庫で保存し、できれば当日〜1日以内に飲み切るのが基本です。
ルイボスティーは、お好みのモールからご覧いただけます。
出典:村上香ほか「ルイボスティーの抽出条件とポリフェノール量・抗酸化活性」日本食品科学工学会誌(2021)vol.68 No.2









